2013年12月10日火曜日

“ヒーローズジャーニー”(英雄の旅) 神話に見られる個人の成功法則を活用してみよう。

ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)とは、神話研究の第一人者であった
米国のジョセフ・キャンベルによって発見された理論です。
神話のストーリー展開に共通した流れのことを指します。

その流れとは

1.Calling(天命)
2.Commitment(決意・旅の始まり)
3.Threshold(境界線・限界点)
4.Guardians(メンター)
5.Demon(悪魔)
6.Transformation(変容)
7.Complete the task(課題完了)
8.Return home(故郷へ帰る)

キャンベルは、神話の中に見られるこの法則こそ、時代を超えて人々の心を捉え、
感動を呼ぶ“黄金の法則”なのでは、と考えたようです。

この法則に影響を受けたのが、かの映画監督のジョージ・ルーカス。
1977年に公開された映画『スターウォーズ』に“黄金の法則”を
取り入れたことは有名です。
ほかにも「マトリックス」や「ロード・オブ・ザ・リング」なども
この「ヒーローズ・ジャーニー」のルールに基づいて制作されていると
言われています。

「ヒーローズ・ジャーニー」は個人の人生やビジネスにも当てはめることができます。


たとえば、自分がひどいスランプに陥っているとすれば、
それは、(3Threshold(限界点)にあると見ることができ、
抜け出すためには(4Guardians(メンター)が必要で、
具体的には、それが助言をくれる人だったり、偉人の本だったり。
そう考えることができれば、
「職場の先輩に相談してみよう」とか、
「書店に行って本を探しみよう」といった次のステップへ踏み出すことができます。

また、手強いライバルが登場したときは(5Demon(怪物)のステージにいると
思ってみては、どうでしょう。
「今の難関を乗り越えれば、自身の(6Transformation(変容)が待っている」と
考えることができれば、前向きなパワーがチャージできそうですね。

こうして“黄金の法則”のパターンを意識することで
次のステップを思い描くことができ、負のスパイラルから抜け出すことができる。
人生やビジネスにおいて迷ったときにも冷静に現状分析ができ、
いま、何が必要なのを知る手がかりを得ることができるわけです。

今までの自分の人生を思い返してみると、
「ヒーローズ・ジャーニー」に当てはまる出来事が多いことに
気づくのではないでしょうか。
「自分はいま、壮大な旅の途中なのだ」と思えると、
人生はいまより少しだけ楽しいものになるかもしれません。
“ヒーローズジャーニー”(英雄の旅)

神話に見られる個人の成功法則を活用してみよう。

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