2014年4月9日水曜日

パリ&ロンドン 視察レポートその 5 「TATI( タチ )」

フランスのメガ激安ショップと言えば、 「TATI( タチ)」。
フランスで有名な激安ショップといえば、ずばり「TATI( タチ)) でしょう。 化粧品から日常雑貨、衣料品、靴までなんでも揃っていて驚くほど安い! なかでも、こちらで人気のアイテムが「ウエディングドレス」! 他の店と同じ商品が90ユーロ程度から買えるとあって、 ふだんはタチを利用しない女の子もウエディングドレスだけは ここに探しに来ることもあるようです。

その人気を受けてか、近年は数量限定のウエディング・コレクションを発表。 昨年は人気スタイリスト、ウィリアム・カルニモラ氏のデザインで、 ドレスの価格は299ユーロから999ユーロだったとか。

お店のアイコンはピンクのギンガムチェックのファサードで、同じプリントのショッピング袋も とにかく可愛い! 激安店でもセンスがいい点はさすがフランス。 ただ、店内に並んでいる服の素材や縫製のクオリティは「お値段なり」ですが。

「タチ」の創業は 1948 年。 戦後、社会が貧しかった時代に「低所得者に夢を」というコンセプトで、 チュニジア系ユダヤ人が工場から売れ残りの在庫を大量買い付けをし、 安く販売することからスタートしたとか。 確かに物価の高いパリでは驚く安さ。 今でも庶民の味方、貧乏人の救世主という役割を立派に果たしているのでしょう。 ただ、「安かろ
う・悪かろう」のイメージが定着しており、 中流以上の層からは軽蔑の対象ともなっているのが現実。 そのショップイメージを逆手に取り、セレブの中には
「タチ」で買った掘り出しものを素敵に着こなして 「これ、実はタチなのよ!」と自分のセンスの良さをアピールする人もいるとか。

元々は衣料が中心でしたが、 今では日用品・生活雑貨全般から貴金属や宝石までを取り扱っています。 ほかのスーパーでも取扱いがある石鹸やシャンプーなども激安のため、
「タチには不良品を卸しているのか?」という噂が出るほど。 ただ、食器類などは「デザインさえ気にしなければ...」というテイストですが。

多くの商品は「タチブランド」ではないものが多いのですが、 ここで買うとなぜか「タチブランド」と錯覚させられてしまう人が多いようです。 タチの存在感がなせる「タチ・マジック」といったところでしょうか。 参考までにファッションアイテムの価格帯は、

ジャケット•コートで20ユーロ、 ワンピース・ジーンズ・セーターは、10ユーロ、 ブラジャーは6ユーロ、ショーツは単品で3ユーロという感じでした。

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