2015年10月21日水曜日

人の目をダマすことは、とってもカンタン!

まず、次の図を見てください。








左右それぞれ、中心にある円の大きさは違うように感じませんか? おそらく、右側の図の中心円のほうが左側よりも大きいと感じた人が多いと思います。が、実際のところ、2つの中心円の大きさは同じ。同じ大きさの円がそれぞれ大きな円と小さな円で囲まれた場合、目が錯覚を起こし、大きさが違う円だと人に感じさせるのです。これは「エビングハウス錯視(さくし)」と呼ばれています。ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの研究によって明らかになったと言われます。
 
 では、次の画像はどうでしょう。








いずれの横線もゆがんで見えるのではないでしょうか。実はこれも、横線はすべて平行に引かれていてゆがみはありません。試しに横線に定規などを当ててみればびっくりするかのでは? これは「ミュンスターバーグ錯視・カフェウォール錯視」と呼ばれる現象。平行線が黒の場合は「ミュンスターバーグ錯視」と呼ばれ、平行線が灰色の場合はカフェウォール錯視」と呼ばれるそうです。ちなみに「カフェウォール錯視」の由来は英国の研究者がコーヒーショップの壁の模様からこの現象を発見したことに由来するそうです。

 2006年にテレビ番組で放映された「ポップル錯視」という現象もあります。これは2005年ごろからネット上などで話題になったもの。同じ単語の文字を続けて入力したとき、文字が下がったり上がったりして見えるとネットユーザーの間で広まり、これに錯視の研究者が着目。現在も研究中の錯視現象のひとつだそうです。具体的には次のような例があります。

杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―
杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―
杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―
―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏
―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏
―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏―ナマ杏
杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―
杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―杏マナ―


 「杏マナー」の羅列は右下がりに、「ーナマ杏」は右上がりのように感じませんか? (文字列の傾きぐあいはフォントや文字の大きさ(文字列の間隔)によっても変わるようです)
 目の錯覚とひと口に言ってもいろいろな種類があります。先ほどから出ているような、ある一定の条件のもとに現実とは違う見え方をする場合は「錯視」とも呼ばれ、脳の働きと関係があると考えられています。現在、そのしくみははっきりと解明されてはいません。視覚が得た情報にそれまでの経験値やそのほかの補足を加えて脳が判断してしまうために起こるという説が一般的です。身近な錯視の例をあげるとしたら、月に関するものが分かりやすいでしょう。同じ日の月を日没後と、しばらく時間をあけた真夜中と2回見た場合、日没後の地平線近くにある月のほうが、真夜中の天空の真ん中にある月より大きく見えるはずです。これは地平線近くにある月は近くの風景や建物など比較対象となる物があるため距離感が実感しやすくなり、一方天空の月はまわりに比較対象となる物がないため遠く感じてしまうからだそう。
 このように人間の目とは、現実の物体を見てはいてもさまざまな要因を加味したうえで判断するので、必ずしも正確に物のカタチや大きさを捉えることはできていないわけです。この錯視の効果を大いに利用すれば、ふっくら丸顔を少し小顔に、広めの肩幅を目立たなく、ふつうの脚の長さを少し長めに……なども不可能ではありません。それが、今から提案していく着こなしのテクニック術になるわけです。無理なダイエットをする前に、実践してみてください。それほど極端な変化は無いとしても、時間やストレスをかけずに変身できるはずです。

2015年10月14日水曜日

そのコンプレックスと、どう向き合いますか?

「永遠の妖精」として世代を問わず人気のオードリー・ヘップバーン。彼女がコンプレックスをバネに魅力を開花させたエピソードがあります。オードリーはじぶんの高すぎる鼻から人々の視線をそらすためにメイクを研究し、太いキリッとした眉や濃いアイラインを引くことで目元を目立たせるようにした結果、独特の美しさを作り出すことに成功したと言われています。
 インターネット上で女性の体型に関する悩みについてのアンケート結果をみると、多くの調査結果で8〜9割の女性が何らかの悩みを抱えているという結果が出ています。そして、現在もしくは過去にダイエット経験があるとする人もアンケート対象者の半数以上であることが多い。
 厚生労働省が全国レベルで実施している「国民健康・栄養調査」の平成25年度を見ると、肥満度(BMI)が「ふつう」の範囲にあてはまる人は男女とも、どの年代でも約6割を超えとなりました。一方、女性のデータを細かく見てみると「やせ」の範囲にいる女性が20代では21.5%、30代では17.6%、40代では11.0%でした。つまり、女性全体では7〜8割の人が「やせ〜普通」の体型になるわけです。このデータだけを見ると、体型に悩みを持つ人は全体の2割弱では? と思われる数字と言えます。にも関わらず、巷には「ダイエット」情報があふれています。テレビの情報番組はもちろん、女性誌、インターネットでも次から次へと新しいダイエット方法が紹介されています。それは、世の多くの女性が痩せるための情報を求めているからに他なりません。
※BMI(Body Mass Index):BMI指数=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
「やせ」はBMI指数18.5kg/㎡、「ふつう」はBMI指数18.5kg/㎡〜25kg/㎡、「肥満」はBMI指数25kg/㎡以上と定義。
 同じく厚生労働省の平成17年度の国民健康・栄養調査をみてみます。「食生活についての改善意識(項目別)」の「やせすぎや太り過ぎでない体重を維持する」(第70表の12)ことについての意識調査結果を見ると、「改善したい」と考える女性は10代では53.2%、20代では54.3%、30代では53.8%でした。同じ設問で「すでにできている」と答えた女性は10代で40.3%、20代で40.4%、30代で43.0%。調査年度は違いますが、先の「やせ〜ふつう体型」の人の割合と照らし合わせると「肥満」体型ではないにも関わらず、体型を維持するための食事の改善を望んでいる人の割合が多いことが読み取れる結果ではないでしょうか。
 なぜ、女性はこのように「痩せたい」と思ってしまうのか。鷲田清一氏の著書に「ちぐはぐな身体」(ちくま文庫)で次のような考察があります。(以下、抜粋)

 ニーチェという哲学者は、「各人にとってはじぶん自身がいちばん遠い」と言っているけれど、それをまねて、ぼくらにとってはじぶんの身体がいちばん遠い、と言えるのではないだろうか。じぶんの身体は、その表面のほんの一部分しか見えないし、身体の内部ともなればこれは全然見えない。〜中略〜 それにしても身体がこんなに遠いとは、考えてみればおそろしいことだ。そしてそれをあつかいあぐねているうちにも、身体は勝手に変化していく。

 私たち、とくに女性はじぶんの身体について、どこまで分かっているのでしょうか。厚生労働省のデータを見ても、いまのじぶんの身体に満足していない人の多さがうかがえます。しかし、果たしてじぶんの身体に満足していない人のうち、本当に身体を改善する必要がある人は多くないのが現実ではないでしょうか。鷲田清一氏は「ちぐはぐな身体」で次のようにも述べています。

 考えてみるに、どうもおそらく、身体を意識するよりも先に、身体のモデルがあるらしい。ファッションにおいてイニシアティブをもっているのは、身体ではなくモデルのようだ。もしじぶんの身体がモデルどおりであれば、だれも痛い目、しんどい目をして努力する必要はない。みんなモデルを想定して、それを基準にしてじぶんの身体を意識するから、じぶんの身体は規格を外れたものとして意識されることになる。

 このように女性から羨望の眼差しで見られるモデルやセレブたちが生まれながらの美しいボディで人生を謳歌しているのかと言うと、そうでもないようです。いつも奇抜な衣裳やメイクで話題になるレディ・ガガをはじめ、マライヤ・キャリー、クリスティーナ・アギレラなど多くのアーティストたちは太ったり痩せたりを繰り返しているように思います。人気絶頂の頃に比べてぽっちゃりしたブリトニー・スピアーズもダイエットには苦労しているようで、自宅に数千万円かけて専用のトレーニングジムを作ったとか。
 健康的にダイエットができれば問題はないのですが、一方で、体型維持を追求し過ぎた結果の悲劇も起こっています。2006年にはブラジルのモデル、アナ・カロリナ・レストンが21才という若さで亡くなっています。彼女の死亡要因は拒食症だと言われており、モデル業を始めたことが拒食症の引き金になったと考えられ、172cmの身長に対し、体重は40kgだったそうです。その後、ウルグアイの22才のモデルとその妹で18才のモデルが相次いで栄養失調が原因で死亡するなど、モデルの過酷な現実が世間の注目を集めるようになりました。そして、2015年4月、フランスでは痩せ過ぎているモデルの雇用を禁止する法案が可決。また、ミラノコレクションが開催されるイタリアではBMI18以下のモデルの出演が禁止されているとか。
 モード王国・フランスには拒食症の患者がおよそ4万人もいると言われています。拒食症とは「神経性食欲不振症」という心の病気。太ることへの恐怖が食べることへの恐怖につながり、強迫観念となって、やがて食べようと思っても食べられなくなることも。
 じぶんにプレッシャーをかけて無理なダイエットをせずとも、着こなしや洋服選びで美ボディに見せるノウハウをご紹介するのがこの章の目的です。社会活動をするとき、人は裸ではありません。必ず洋服を着ています。言葉は悪いですが、洋服のデザインや着こなしかたで上手にごまかせばダイエットで1〜2kg痩せたような効果も期待できるのです。痩せ効果だけではなく、顔を小さく見せたり、足を長く見せたりすることも不可能ではありません。
 では、まず、じぶんの体型を客観的にチェックすることから始めましょう。全身鏡にじぶんを映していろいろな角度から見るもよし。家族や友人に写真を撮ってもらうのもよし。以下の項目についてのデータを集めてみてください。
■肩幅は広い?狭い?
■胸は大きい?小さい?
■首は長め?短め?
■腕は太い?細い?
■胴は短い?長い?
■ウエストは細い?それともズン胴?
■ヒップは大きめ?小さめ?
■太ももは太め?細め?
■足は長いほう? 標準? 短め?
■顔は小さめ? ふつう・
■顔の輪郭はどんな形?



 自身の体型を客観的にとらえることができましたか? 次の段落からは人間の心理的な錯覚を利用することで体型を実際よりも細くみせたり、足を長くみせたりするテクニックを紹介していきます。実は、人間の目というのは不正確で、実際のモノのカタチを見ていないことも多いと分かれば、着こなしテクニックの効果にも納得していただけるでしょう。

2015年10月7日水曜日

第8章  コンプレックスとファッション・コーディネーション 〜ヒトは見た目が9割〜


●あなたの劣等感とは、「幻」かもしれません
  人はなぜ、服を着るのか。著書「衣服の心理学」(1930年)でJ.C.フリューゲルが指摘した3つの動機を要約すると以下のようになります。

① 装飾……身体の美化を目的として。
② 慎み……衣服で身体を隠し、他者の注意を引きつけないよう自制する目的として。
③ 身体保護……皮膚を守り体温を調節するなど健康維持を目的として。

3つの動機のうち、①の「装飾」は人間、とくに女性が社会生活を営むうえで大きな意味を持ちます。
 女性に特化して話を進めましょう。服飾の歴史において女性と衣服との関わりは人生そのものと言っても過言ではありません。「女性の場合、その服装が男性の社会的地位や富を間接的に示すことであったことから、見られる存在として、身体の理想はその時代のファッションと強い関係を持ちながら、さまざまに変化を見せてきました」と牛田聡子氏は解説しています(神山進編集「被服行動の社会心理学」より)。
 中世ヨーロッパではコルセットで体のラインを矯正し、時代の流行に合わせた美しいプロポーションを作り上げていました。20世紀に入るとフランスのファッションデザイナー、ポール・ポアレが「女性のドレスとは、装飾で身体を覆うことでなく、女性の身体の自然の容姿を強調することを契機に、それを緊張させることである」と説き、コルセットのないスカートを発表。これを機に女性はコルセットから解放されはじめます。その後、マリー・クワントが1965年に発表したミニ・ルックにより、女性の身体美の価値観がさらに大きく変わりました(神山進編集「被服行動の社会心理学」より抜粋・引用)。かつて、男性の立場の象徴として苦しさに耐えて美しく着飾る存在であった女性。本来のプロポーションをさらけ出す服装とともに自由な存在へと生き方も変化してきたわけです。
 社会心理学者である神山進氏は、ヒトの「被服行動」について「被服行動の社会心理学」の冒頭で次のように定義しています。

「人間が被服を着用する場合、そこには2つの目的を区別することができます。一つは「生理的目的」であり、他は「社会・心理学的目的」です。〜中略〜社会・心理学的目的を実現するための被服に一般的に認められる、次のような3つの社会・心理的機能に着目します。第一は被服によって自分自身を高め、強め、また変えるという「自己の確認・強化・変容」機能、第二は被服によって他者に何かを伝えるという「情報伝達」機能、第三は被服によって他者との行為のやりとりを調整するという「社会的相互作用の促進・抑制」機能です」。

 ふだん私たちが服を選ぶ際には「自己の確認・強化・変容」機能に着目することが、ほとんどだと思います。つまり、「じぶんに似合っている服かどうか」「じぶんを良く(美しく)見せられる服かどうか」「じぶんの新しい魅力をひきだしている服かどうか」などです。
 私たち、とりわけ女性は上記のような服選びをする理由として、じぶんのコンプレックスの解消、あるいは隠匿が大きな動機となります。ここからは、このコンプレックスについて考えてみたいと思います。
 「コンプレックス」の意味を調べると、もともとは精神分析で使われる概念とあり、その解説としては「無意識の中に抑圧され、凝固し、そのために意識された精神生活に影響を与え、ときに強い感動を誘発する観念の複合体をいう」だそうです(「ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典」より一部抜粋)。具体例としては「マザー・コンプレックス」「エディプス・コンプレックス」「インフェリオリティー・コンプレックス」などが挙げられます。
 「インフェリオリティー・コンプレックス」はいわゆる劣等感のこと。日本では「コンプレックス=劣等感」という使われかたが一般的です。劣等感という概念を発見したのは、オーストリアの心理学者アルフレッド・アドラーだとされています。アドラーは「人はつねに理想の状態を追い求めている(優越追求)。が、理想の状態とは仮想である。いつまでたっても理想に到達できないじぶんに劣等感を覚える」という優越コンプレックスの理論を構築していったそうです。つまり、実現不可能な理想のじぶんは虚像であるのに、それになれないじぶんはダメな人間だと思ってしまう人間心理が「劣等感」。他人と比べるのではなく、いまのじぶんと理想のじぶんとを比較したときに生じる差に嘆きがちなのが人間、というわけです。
 たとえば、多くの女性たちの一般的な口癖に「痩せたい」「ダイエットしなきゃ」が挙げられます。けれど、これらの女性の中で本当に痩せる必要がある人は決して多くはありません。では、「痩せたい」と言っている人は謙遜しているのかというとそうではなく、本人はほんとうに痩せたいと思っていることも多い。その理由は「理想とするじぶんの体型に比べると、いまのじぶんは体重がオーバーしているから」というケースが多いはず。
 「理想のじぶん」という目標を持って努力をすることは必ずしも悪いことではありません。けれど、「理想のじぶん」にがんじがらめになって無理なダイエットをしたり、劣等感に苛まれすぎて人と会うのがツラくなり、対人恐怖症などになってしまってはなんの意味もありません。そこで、この章では、いまのじぶんの姿を客観的に見つめ、服の選びかたや着こなしの工夫で理想のじぶんに近づけていく方法を解説していきます。


2015年9月16日水曜日

「マインドカラ―」とチャクラ

マインドカラ―の基本色は、レッド・オレンジ・イエロー・グリーン・ブルー・インディゴ/ネイビー・バイオレットの7パターン。これらの色は、人間のチャクラの色とも重なっているとされます。チャクラとはサンスクリット語でもともとの意味は「車輪・円」。ヒンズー教のヨガにおいては人間の頭部や胸部・腹部など7か所で、車輪のように回転しながら光を放っているとされる場所のことを指します。7つのチャクラは、それぞれがある周波数に同調し、1か所が1色、計7色の光を発していると考えられ、この光は別名「オーラ」。つまり、ヨガの考え方で言えば人間が持つ7色の光は人の身体や精神面と、とても深くつながっているわけです。自身のマインドカラ―を知ることで、現在の自分の体調やこころの状態を知る手がかりになりそうです。 

 ヨガ的な考え方と心理学を融合させたのが、カラ―メンタリズム。ここからは、カラ―メンタリズムによる7色それぞれの意味について解説します。

カラーメンタリズムに基づくオーラカラーの意味と活用法
●パワーレッド(第1チャクラ)……「エネルギーをくれる色」
ボトム・下着・パンプス・ペディキュアなどに赤を使う。
ただし、口紅やマニキュアはNG。
上半身に使うと意志の強さ・自信の強さを必要以上にアピールしてしまうので、下半身に。
そうすれば、さりげなく行動力・実行力につながり、女性らしさもアピールできる。

●オレンジ(第2チャクラ)……「コミュニケーションを助ける色」
繁栄と富・人生に多くの喜びを与える色。
男女間の肉体的なコミュニケーションを円滑にしてくれる色でもある。
創造力をかきたてて、楽しい時間を過ごしたいときにぴったりの色。


●イエロー(第3チャクラ)……「知性と思考・栄光と富の色」
ゲーテいわく「明るい黄色はおだやかで陽気、やわらかな刺激をもつ」。
しつこくなると理屈っぽくなったり、気分屋で情緒不安定になりやすくなるので要注意。
軽やかで心地よい黄色は好印象。派手だと嫌われる。

●グリーン(第4チャクラ)……「こころのリセット・再生・回復の色」
新芽の色で、新しいことのはじまりを予感させる希望の色。
ヒトやヒトの生き方に変化や成長をもたらす色でもある。
注意したいのは、若さと経験のなさをあらわす「青二才」のイメージを持つ色でもあること。

●ブルー(第5チャクラ)……「気持ちを鎮めてくれる色」
あせりやいらだちのあるときに、気分を落ち着かせる。
愛と平和を象徴し、誠実さや信頼を感じさせる色。
さびしさ・冷たさ・憂鬱・未熟さを表す色でもある。

●インディゴ/ネイビー(第6チャクラ)……「未来を見通す色」
高い霊性を象徴する「第3の目」を表す色。
献身・慈悲の色で、じぶんにも他人にも忠実であることを促す。
精神的な達成・洗練された魂のイメージにつながる。

●パープル(第7チャクラ)……「自身の潜在意識と深くかかわる色」
目に見えない世界。精神世界や宗教にかかわりを持つ。
愛情と冷静さを持ち合わせ、決してヒトには頼らない。
孤独を好み、現実世界から距離を置きたいと思っているときの色もある。

  色の効果をさらにわかりやすくまとめたのが、次の表になります。たとえば、翌日のファッションコーディネートを決めるときの参考にしてみてください。インテリアのアクセントカラ―に使ってみるのもおすすめです。

表D 【ラッキーチャンスを運ぶカラーメンタリズム>】

2015年9月9日水曜日

パワーアップする「マインドカラ―とは」

色には、それぞれの人の肌や髪の色など外見の特徴にマッチしたパーソナルカラーがあることは解説しました。実は色には別の側面があります。それは、他人には見えない内面の色。個人の考えかたや行動と、色とは心理学的に密接なつながりを持っているのです。それはマインドカラ―と呼ばれます。
 マインドカラーの解説の前になぜ、色が人間に影響を与えるのかについて、簡単に説明しておきます。人はふだん、色を無意識に見ていますが、そこから多様なメッセージを受け取ってもいるのです。強い影響力を持つ色としてあげられるのが、赤。たとえば、信号の赤や道路工事の標識、激安セールのチラシなど人の注意を引きたい場合や危険を知らせたい場合に赤がよく使われているのは周知の事実。理由は赤が人に対して強い影響力を持つ色とされているからです。千々岩英彰氏は「赤い照明に照らされると血圧が上昇したり、体温が上がったり、呼吸や脈拍が速くなったりするといわれている。つまり、人間の交感神経に作用してエネルギー代謝を盛んにするということになる」と著書で解説しています。赤とは逆の作用を持っているのが、青。「青系統の寒色に照らされると、血圧や体温は低下し、呼吸や脈拍がゆっくりしたものになる。副交感神経に働いてエネルギー代謝を抑制するわけである」としています。1958年、アメリカの心理学者R・ジェラードが行った実験でも同様の結果が得られています。実験では赤や青の光を被験者に当て、どのような反応が見られるかを調べたそうです。その結果、赤い光では被験者の血圧が上昇し、呼吸数・心拍数・脈拍数・まばたきの回数などが増え、青い光の場合はすべて赤とは逆の反応を示したとか。
 このように色を見るだけで人の気持ちにはいろいろな変化が起きるわけです。この色の効果を心理的に活用しよう、というのがマインドカラーなのです。マインドカラ―とはつまり内面の色。いつもじぶんが身近に感じていたいと思う色です。パーソナルカラーとは違い、マインドカラーはじぶん以外の第三者に影響しません。マインドカラ―を利用してみても環境や人間関係に必ずしも期待する効果が得られないばかりか、逆効果になるケースもあるので取扱いは要注意。と、いうのもマインドカラーには対人関係と同様、相性があるからです。対面する相手のマインドカラ―があなたと同系色の相手であれば、自然と気が合うので人間関係も構築しやすくなります。これはマインドカラーから得られる良い効果です。ところが、あなたと相手のマインドカラーが赤と青のように対極する色だった場合、無意識下で反発しあってしまい、ぎくしゃくした人間関係になってしまう危険性があります(ただし、お互いが持っていない要素を補うことができるので良いパートナーになる可能性もあるのですが……)。不特定多数を相手にする社会生活においてはマインドカラ―を効果的に利用するのはなかなか難しく、諸刃の剣になりやすいということを留意しておく必要があります。期待に反する影響を相手に与えないようにするには、他人から見えないように身につけるという方法もあります。

 結論として、マインドカラーは良好な対人関係の構築に利用するよりも、自身の深層心理に働きかけるサポートとして考えたほうがいいでしょう。では、[表C]を参照の上、マインドカラーをみつけてください。最もチェックの数が多かった色が現在の自身のマインドカラ―、すなわち、あなたにパワーをくれるパワーカラーとなります。

表C マインドカラー(パワーカラー)をみつけよう













マインドカラ―は自身が思っていた通りの色だったでしょうか。意外な色だったという人もいると思います。ここで補足しておきますがマインドカラ―は永久不変ではありません。そのときどきの心理状態によって変わってきます。今回のチェックで判明したマインドカラーは、現在の環境下において内面が欲している色と考えられます。今後、環境や人間関係などに大きな変化があった場合はマインドカラ―が異なる色になっている場合もあるので、節目節目でチェックしてみてもいいでしょう。
 では次に、それぞれの色が持つ意味を記します。

マインドカラ―・それぞれの意味
●レッドがマインドカラーの人= エネルギッシュで活動的。競争心があり意志が強い。
 キーワード……意志・決断・行動
●オレンジがマインドカラーの人= まわりを楽しくさせる。創造的で芸術家タイプ。
 キーワード……創造・挑戦・協調
●イエローがマインドカラーの人= 明るくユーモアがある。知的で好奇心が強い。
 キーワード……知性・自信・思考
●グリーンがマインドカラーの人= 調和を大切にする。目的がはっきりしている。
 キーワード……調和・平和・自然
●ブルーがマインドカラーの人= 面倒見がいい。人の助けになることを好む
 キーワード……責任・冷静・誠実
●インディゴ/ネイビーがマインドカラーの人= 内に秘めたものを持つ。未来を見通す力を持つ。
 キーワード……洞察・判断・威厳
●バイオレットがマインドカラーの人= カリスマ的な存在。芸術的な感性をもつ。
 キーワード……品格・信仰・個性

 マインドカラーそれぞれの意味を見て「なるほど!」と納得するケースもあれば「そうかなぁ」と違和感を覚えるケースもあることでしょう。あくまで一つの指針ではありますが、潜在的なパワーを得るためのヒントにはなります。
繰り返しますがマインドカラ―は、必ずしも似合う色と同一ではありません。自身が似合う色とは別の色や対極する色がマインドカラーとなる場合、コーディネートの際には注意が必要です。たとえば、パーソナルカラーが「サマータイプ」でマインドカラーが「レッド」だとしたら? 「サマータイプ」の人にとって濃い色や原色はNGカラーなのに赤い色の服をコーディネートしてしまうと、あまりうれしくない効果が得られてしまいかねません。「マインドカラ―の服だから元気になれるだろう」という期待とは裏腹に、外見に対してのマイナス効果を与える危険性もあるわけです。もし、似合わない色がマインドカラ―だった場合、顔色やイメージに影響のないところに秘かに使うことが得策でしょう。たとえば、下着やペディキュアなどでもいいし、バッグの中に入れた小物でもよし。マインドカラ―は人に見せる必要はありません。自分自身が身につけていることがわかっていれば心理面でいい効果が期待できるのです。