〈走行中の地下鉄車内でファッションショー!?〉
先日、大阪市は、市営地下鉄御堂筋線でファッションショーを開催すると発表。
大阪の地下鉄開業80周年と大丸梅田店30周年の記念事業として
7月7日の七夕に共同開催。
実は、30年前(昭和58年)にも市営地下鉄開業50周年記念イベントとして
ファッションショーが開催されたことがあったそうです。
当時の様子を見ると、車内の通路に敷かれた赤絨毯のランウェイを
モデルが颯爽とウォークしていました。
過去、2010年には東京メトロ副都心線の渋谷駅でも
線路(!)をランウェイにしたファッションショーがありました。
題して「shibuya 1000 collection」。
渋谷駅地下コンコース一帯で開催された「shibuya 1000」という
イベントの関連行事だったとか。
当日は他線での事故の影響もあり、開催時間が遅れたりと
なかなか大変だったようです。
御堂筋線のショーはスムーズに開催されればいいな、と思います。
今回、ショーの会場となるのは全10両編成のうちの2両で
ショーの間、電車は「新金岡~梅田間」をノンストップで臨時運行。
その名も「チカテツ コレクション」で「パリコレ」ならぬ「チカコレ」!
今年トレンドの水着や浴衣を着て車内の通路を歩くモデルを
座席シートから間近で観られるのがおもしろい。
観覧者は女性限定で、事前(6月21日まで)に申し込んだ中から40組80人が招待されます。
雑誌の読者モデルほか、人気モデルの登場も予定されているみたいです。
興味のある方は、大阪市交通局ウエブサイトをチェックしてみては。
最近、大して話題になるようなコレクションがない中、
ユニークな場所で開催されるコレクションがちょっと気になります。
ほかにも、いろいろあるのでいくつかご紹介します。
〈最近盛んな「寺活」!?〉
3年前には横浜市内のお寺で
フェアトレード衣料のファッションショーが開催されました。
地元の大学生が企画しモデルも大学生。
本堂のど真ん中でポーズを決めたというのだから、斬新!
〈お座敷ファッションショー〉
高松市では無形文化財・高松城内の「披雲閣」と呼ばれる大広間での
ファッションショーは2007年から毎年開催されています。
お座敷にランウェイが設けられ、モデルはハイヒールでウォーク。
それを観客はあぐらをかいて鑑賞するというのが、実にユニーク。
他にも、古民家で、田んぼで……などなど。
ファッションとは縁が無さそうな場所で開催されている最近のファッションショー。
ファッション・服を売るというよりお祭り・場を楽しむイベントに変化しているようです。
個人的には、先日、私が訪問した金比羅の古い歌舞伎座(金丸座)なんてのもいいと思うのですが。
実際、儲からないファッションショーって運営が大変だと思うけれど…。
新しい形で人が集まる場になっていけば話題にもなるし、
ファッションを盛り上げる起爆剤になるかもしれませんね。